野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】

野田内閣が進める重要政策について、総理の思いや取組状況等を国民の皆様に向けて分かりやすく伝えるための首相官邸オフィシャルブログ(官邸かわら版)です。

世界に届け、日本の思い

総理のブログ 2011年09月25日 (日曜日) 16:20

 昨晩(24日)、内閣総理大臣に就任して初めての海外訪問先となったニューヨークから、無事に帰国しました。

 火曜日に羽田空港を出発する間際に飛び込んできたのが、台風による豪雨の影響の知らせでした。留守を任せた官房長官に指示を出し、報告は毎日受けていましたが、訪米期間中ずっと気がかりでなりませんでした。台風の被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げるとともに、引き続き土砂災害には警戒を怠らないようお願いします。

 国連総会の場となったニューヨークには、世界各国から首脳が集まり、外交の舞台の最前線としての華やかさと、厳戒態勢の緊張感が混じり合った、独特の雰囲気が醸し出されていました。

 私は、国連総会の大きな会議場で2回の演説を行うとともに、米国のオバマ大統領をはじめ、各国の首脳と相次いで会談しました。お互いに限られた滞在時間の合間に、多くの首脳に時間を取っていただき、どの会談も良好な雰囲気で進めることができました。これから個人的な信頼関係を深めていく、良いスタートになったと思っています。私は、日本の内閣総理大臣としては戦後3番目に若いそうですが、私がお会いした各国の首脳の多くは、私よりも若い方です。彼らに負けないだけの、情熱とエネルギーを傾けて、精力的に外交に取り組んでいかなければ、との思いを新たにしました。

 世界に向けた国連演説は、何よりも、平常心で臨むことを心がけました。最初の原子力安全ハイレベル会合は、潘基文・事務総長のイニシアティブで開催されたもので、参加した各国首脳も「福島」に何度も言及し、原子力安全についての日本の「教訓」や「知見」に対する関心の高さを感じました。そうした関心に応える演説ができたのではないかと思います。

 2回目の「一般討論演説」は、順番が、パレスチナの国連加盟問題の当事者として注目を浴びるアッバス議長の演説の直後で、会場は騒然としていました。腹にしっかりと力を入れて演説を始めると、多くの代表と目が合い、真剣に耳を傾けてくれているのが分かりました。各国からの支援に対する「感謝」と日本の再生への「決意」のメッセージが世界に確かに伝わったことを期待します。

 
 数日間に多くの事柄が詰まった濃厚な時間を過ごしましたが、特に皆さんにご紹介したい点がいくつかあります。

 一つは、日本人の国連職員の方々と懇談する機会を持った時のことです。国連やその関連機関には、スタッフとして働いている日本人の方々が大勢います。世界を舞台に、世界を相手に働く「メジャーリーガー」は、松井選手やイチロー選手のように、スポーツ界で活躍される方々だけではありません。国際機関の職員の方々は、海外に雄飛して、世界の抱える諸問題の解決に尽くす、新しい日本人のモデルともいうべき存在です。日本の国力と比べると、もっと多くの方がおられてもいいと思います。こうした方々が活躍し、後進に続いていただけるよう、政府としても、きちんと支援したいと思います。

 もう一つは、私が主催して、世界各国の支援に感謝するレセプションを開催した時のことです。大震災にあたっては、160以上の国と地域、40以上の国際機関から支援をもらいました。このレセプションにも、キバキ・ケニア大統領、ラージャパクサ・スリランカ大統領、オトゥンバエヴァ・キルギス大統領ほか、多数の首脳や外相が集まっていただき、この時期、多忙を極める潘・事務総長もわざわざ駆けつけて下さいました。私から一人ひとりにご挨拶し、そして、「世界の皆さんが示した友情と連帯は、多くの日本人と被災者の『心』に光を灯し、明日への希望をくれた」と申し上げ、会場では被災地のお酒もふるまいながら、感謝の気持ちをお伝えしました。日本と世界の絆は、広く、そして深いことを改めて実感した夜でした。

 今回の訪米には4つの狙いがある、と帰国前の記者会見で申し上げました。各国の支援に感謝して、日本の再生を誓うということ。大震災の教訓を国際社会へ発信し、経験や知見を共有すること。よりよい未来の実現に更なる貢献を行う意志を表明すること。そして、各国首脳との信頼関係を構築すること、です。いずれも、確かな手ごたえを感じています。

 平成23年9月25日 内閣総理大臣 野田佳彦

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