野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】

野田内閣が進める重要政策について、総理の思いや取組状況等を国民の皆様に向けて分かりやすく伝えるための首相官邸オフィシャルブログ(官邸かわら版)です。

福島・ソウル・東京を巡って

総理のブログ 2011年10月25日 (火曜日) 18:14

 先週は、週末も含めて、実に慌ただしい一週間でした。

 18日には、福島県を訪問いたしました。就任以来、二度目になります。韓国訪問前で日程的にはかなり窮屈だったのですが、一般住宅の除染活動の実態を自分の目で見ておきたかったのと、冬が訪れる前に、仮設住宅にお住まいの方々や子どもを持つ親御さんたちの生の声を直接お伺いしておきたかったからです。

 大玉村では、福島県産の美味しいお米でできたおにぎりをいただきました。福島県産を含め、消費者の皆様の手元に届く今年の新米は、収穫の前と後の二段階での放射性物質調査などにより安全が確保されています。根拠のない風評被害を払拭するために、微力ながら力になりたいと思い、官邸で私が食べるお米をすべて福島県産に切り替えるよう指示し、さっそく21日のお昼から、福島県産の新米を美味しくいただいています。政府としても徹底的な情報開示に努めてまいりますので、国民の皆様におかれては、根拠ない風評に惑わされることなく、被災地を支援するためにも、被災地への旅行や被災地の産品の購入などをお願いしたいと思っています。

 官邸にとんぼ返りして、そのままの足で韓国へ飛びました。翌日の19日の朝、李明博大統領との会談を行いました。国連総会でお目にかかって以来、これも二度目となります。「近くて遠い」とも評されてきた韓国との関係は、最近の「韓流ブーム」も手伝って、その底流が大きく変わってきているのではないでしょうか。大統領とは、お互いの立場を形式的に述べ合うのではなく、政治家としての信念に基づいた会話ができたというのが実感です。今度は大統領に日本に来ていただき、定期的に相互訪問をすることで、本音で語り合える信頼関係をさらに深めていくことになるのではないかと思っています。

 帰国後も、「地域主権戦略会議」や「食と農林漁業の再生実現会議」、「行政刷新会議」など、この内閣の重要事項を扱う会議が相次ぎ、担当閣僚に改めて指示を飛ばし、「気合」を注入したところです。週末は、来日されたフランスのフィヨン首相との会談があり、東京国際映画祭と日中の映像交流事業の開幕式に出席しました。

 東京国際映画祭では、ジャッキー・チェンさんとご一緒しました。東日本大震災では、内外の映画界からも支援をいただきましたが、皆さんに是非とも知っておいていただきたいのは、その先頭に立っていただいた一人が、ジャッキーさんだということです。私から、改めて日本国民を代表しての感謝の言葉をお伝えしました。

 あいさつの中で、「酔拳」や「ベスト・キッド」といったジャッキーさんの名作を思い出しながら、しばし「映画の持つ力」に思いを馳せました。

 私も映画はよく見てきた方なので、思い入れが深い作品がいくつもあります。特に人生に影響を与えたと言えるのは、ジェームス・ステュアート主演の「スミス 都へ行く」という古いアメリカ映画で、環境を守るために行動を起こす政治家の話です。政治家としての良心とそれを貫徹する行動力について、いろいろと考えたものです。

 よい映画は、人生を変え、国境を越えて感動は広がります。政治も、そういう存在でありたい、と思わずにいられません。

 五十一日間を会期とする臨時国会が開会しました。金曜日には、就任後二度目となる所信表明演説に臨みます。

 平成23年10月25日 内閣総理大臣 野田佳彦

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