野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】

野田内閣が進める重要政策について、総理の思いや取組状況等を国民の皆様に向けて分かりやすく伝えるための首相官邸オフィシャルブログ(官邸かわら版)です。

臨時国会を終えて思うこと

総理のブログ 2011年12月09日 (金曜日) 21:55

 本日で、臨時国会が会期末を迎えました。

 10月末に行った所信表明演説で、私は「一日も早く三次補正予算とその関連法の成案を得て、実行に移すこと」をこの臨時国会の最大の課題として述べました。政府与党と各党各会派の共同作業として「国会の決断」を担ってほしい、というのが私の最も強い願いでした。

 この国会で、12兆円を超える規模の第三次補正予算とその裏付けとなる復興財源確保法が成立し、今週は、被災地で様々な規制や税制の特例を認める「復興特区法」や「復興庁設置法」などの関連法案も成立しました。

 その間、与野党は、実務者レベルで建設的な議論を積み上げ、意見の対立を乗り越えて最終的な成案を得ました。時間もエネルギーもかかるけれども、こうした相反する利害や価値観を調整しながら、粘り強く現実的な解決策を導き出す営みが議会制民主主義で最も大事なことです。調整過程での国会論議では、政府の政策立案者が思いつかなかったような様々な知恵も寄せられました。

 「対話の積み重ねで合意形成をする」という作業に粘り強く取り組み、きちんと「結果」を出していただいた与野党の関係者には、改めて感謝申し上げます。

 三次補正と関連法案の成立によって、被災地の復興を進めていく仕組みが揃いました。これからは、政府の対応の真価が問われます。必要な財源の手当てがなされた以上、力強い復興の実現をスピードアップさせていきたいと思います。

 内閣総理大臣としての職責の中で、国会審議への対応は、相当なエネルギーを必要とする仕事の一つに違いありません。週末にかけて海外出張をし、帰国すると休む間もなく、朝早くから国会での質問に備えた勉強を繰り返す。そして、朝から夕刻までの審議に臨む毎日です。

 本会議や予算委員会をはじめ、私が出席した国会審議の日程を秘書官に数えてもらったところ、51日の会期中、総計29回の審議があり、質疑への対応時間は90時間近くになりました。こうした対応の結果、与野党の真摯な議論を通じて、より良い内容の法案に仕上げて頂いたわけです。

 他方、大きな「宿題」も残りました。特に、復興財源を捻出する上でも重要な「公務員給与削減法案」と「郵政改革法案」、そして非正規雇用の適正化を図る「労働者派遣法改正案」を成立させられなかったのは、残念でなりません。国会閉会後も、各党との調整を続け、来年の通常国会で、できる限り早く成立を期したいと考えています。

 また、本日の参議院本会議において、一川、山岡両大臣の問責決議が可決されました。大変に残念なことですが、参議院の意思として、厳粛に受け止めなければなりません。一方で、両大臣の担当分野で懸案事項は山積しています。自らを省み襟を正して、職務遂行に全力を挙げてもらいたい、というのが私の思いです。

 国会も終わり、「これで一息」ということは全くありません。年末にかけて、大きな政策課題の調整が本格化します。私が繰り返し申し上げている最重要課題の「社会保障・税の一体改革」の具体化はもちろんのこと、来年度の予算編成、四次補正の編成、原発事故の収束、日本再生の基本戦略のとりまとめなど、ひとつひとつ、着実に道筋をつけていきたいと考えています。

 日曜日、ILOの会議で訪れた京都では、車窓から眺める紅葉の美しさに目がとまりました。本格的な冬の足音が聞こえています。こうしている間にも、季節は移ろい、世界も動いています。EU首脳会議が始まり、欧州債務危機の緊迫感は続いています。先ほど、南アフリカに出張している細野大臣からCOP17の交渉の状況の報告もありました。

 決して気を抜くことなく、むしろ気を引き締めて、年末に向けて様々な課題に立ち向かってまいります。

平成23年12月9日 内閣総理大臣 野田佳彦

カテゴリー

バナー

  • 首相官邸 災害対策のページはこちら
  • 首相官邸はこちら
  • 政府インターネットテレビはこちら

このブログについて

野田内閣が進める重要政策について、総理の思いや取組状況等を国民の皆様に向けて分かりやすく伝えるための首相官邸オフィシャルブログ(官邸かわら版)です。