野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】

野田内閣が進める重要政策について、総理の思いや取組状況等を国民の皆様に向けて分かりやすく伝えるための首相官邸オフィシャルブログ(官邸かわら版)です。

「虫の目、鳥の目、心の目」

総理のブログ 2012年01月20日 (金曜日) 20:20

 連日、国民の皆さんには、眼帯付きの姿で御心配をおかけし、申し訳ありません。

 若干見栄えが悪い点を除けば、仕事にまったく支障はありませんので、その点はご安心ください。徐々に回復に向かっており、週明けには眼帯を外すことができそうです。火曜日には、国会で施政方針演説を行う予定なので、きちんとした姿で、堂々と演壇に立ちたいと思います。

 去る13日、内閣改造を行いました。5人の閣僚に新たに加わっていただき、目の前の課題、長年続いてきた課題それぞれの解決に道筋をつけるべく、まずは、これから始まる通常国会での論戦に挑んでいきます。

 特に、副総理として官邸に入っていただいた岡田克也さんは、政治・行政改革、そして社会保障と税の一体改革という大きな改革を推進していただく内閣の「エンジン」として、その突進力と推進力には大きな期待を寄せています。

 昨日の行政刷新会議で、行政改革についてこれまでの議論をとりまとめ、いくつかの分野で具体的な方針をまとめました。

 財務大臣の時代から私自身が特に深い思い入れを持ってきた改革は、特別会計改革です。行政の無駄の撲滅は、不断に進めていかなければならない取組ですが、とりわけ特別会計については、かつて「一般会計という≪母屋≫でおかゆ、特別会計という≪離れ≫ですき焼き」などと揶揄されたように、どうしても無駄遣いに目が届きにくくなりがちです。

 今回、小泉内閣以来となる本格的な特別会計改革を断行します。例えば、道路や河川など社会資本整備に関する特別会計が残存していましたが、今回、それを廃止する決断をしました。こうした点を含めて、現在17ある特別会計を11にするとともに、単に看板の架け替えとなることのないよう、特別会計の中の「勘定」の数を大幅に見直し、最終的には約半分となる改革を行います。

 また、かつての「特殊法人」の問題点を踏まえて公共サービスの「実施」を担う機関として誕生した「独立行政法人」制度については、制度創設から10年以上たち、様々な課題が明らかになってきました。一口に「独立行政法人」といっても性格は様々です。一つ一つを精査し、廃止や民営化すべきものはそうした上で、それぞれの類型に沿った形でガバナンスを強化して再編します。今回の改革では、102ある独立行政法人の法人数を約4割減らし、政策実施機能を強化します。

 単なる数合わせではなく、中身の詰まった改革であり、かなり大胆なものとなったのではないか、と自負しています。

 これらの改革に関連する法案を、これから始める通常国会に提出することにしています。

 昨年行った「提言型政策仕分け」には、多くの方が白熱した生の議論を傍聴していただき、国民の皆様が関心を持って参加していただいています。その場での議論は、可能な限り来年度予算に反映させました。更に政策・制度まで踏み込んだ改革となるよう、しっかりとフォローをしていくことを確認したところです。

 国民の皆様の「目」が、行政の襟を正し、無駄遣いの排除を進める最大の推進力です。これからも、岡田副総理とともに、聖域なく、不退転の決意で、行政改革に取り組んでいきます。国民の皆様のご理解とご支援を改めてお願いいたします。

 来週火曜日に通常国会が召集されます。民主党政権にとっての正念場というよりも、日本にとっての正念場です。

 被災者をはじめ、国民の皆さんが日々の生活の中で必要とすることを見極め、地べたを這って、現場からきめ細かく発想していく「虫の目」。

 世界と歴史の流れの中で日本が置かれた状況を俯瞰し、次の時代に向けて、やるべきことを遠く見定める「鳥の目」。

 そして、常に静かな心で自らを省み、我が身を正して、既得権やしがらみに惑わされず、国家国民のために必要なことを正しく見極める「心の目」。

 こうした三つの目を合わせ持ちながら、国政を前に進めていきたいと考えています。

平成24年1月20日     
  内閣総理大臣 野田佳彦

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