野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】

野田内閣が進める重要政策について、総理の思いや取組状況等を国民の皆様に向けて分かりやすく伝えるための首相官邸オフィシャルブログ(官邸かわら版)です。

「その先」に進むために

総理のブログ 2012年01月27日 (金曜日) 20:23

 24日、通常国会が開会しました。私の施政方針演説を皮切りに、昨日から衆参本会議で各党の代表質問が始まり、本格的な論戦が幕を開けました。

 施政方針演説では、過去2回の所信表明演説と同様、野田内閣が取り組むべき課題を真正面から取り上げ、論じました。大震災からの復旧・復興、原発事故との戦い、経済再生という最優先課題。政治・行政改革とともに包括的に進める社会保障と税の一体改革。外交・安全保障。目の前にある課題が多岐に渡って積み上がり、どれも「待ったなし」です。

 大震災からの復興にかける思いの一端は、「がんばっぺ」「まげねど」「がんばっぺし」といった被災地の言葉に込めました。閣内には、福島(玄葉大臣)、宮城(安住大臣)、岩手(平野大臣)と、各県出身の閣僚が揃っています。各閣僚から事前に「方言指導」を受け、「全国に響くエールを、これからも、つないでいこう」と呼び掛けさせていただきましたが、うまく方言を発音できず、申し訳ありません。被災地では、今も仮設住宅で不自由な生活を余儀無くされている方々がおられます。そのことを、今、政治に携わる者は、片時も忘れてはなりません。

 税金のムダ遣いの根絶、行政改革の推進についても、政権交代の志を新たにして、聖域なく進めていく決意を確認しました。議員が自ら身を切る覚悟の象徴として、まずは議員定数削減にも取り組みます。これらをきちんと形にしつつ、国民の皆様が求める改革を幅広く議論して、一つずつ、具体化していきたいと考えています。

 麻生元総理や福田元総理がなされた施政方針演説での発言を引用させていただいたことが、新聞やテレビの報道でも、そして代表質問でも大きく取り上げられました。

 社会保障・税一体改革は、野田内閣のみならず、自公政権時代の内閣においても、避けては通れない重要な問題と認識されてきたというのは、紛れもない事実です。私としては、歴代の総理の思いを引き継ぎ、共感を込めて引用させていただいたものです。

  「大きな政治」を呼びかけ、「問題意識は同じであることをまずは確認しよう」とする言葉自体が、「政局」と理解されてしまうとすれば、残念です。

 早く議論の入口から先に進み、何がこの国のために必要なのかを徹底的に議論し、具体的な処方箋として示してほしい、ということを国民の皆様の多くが願っておられるのではないでしょうか。

 増税のお願いは、一政治家として、国民の皆様に最もお願いしたくない事柄です。それでもなお、包括的な改革は、避けて通れません。私を強く突き動かしているのは、この国の現状に対する大きな危機感です。国をも凌駕する市場の力が吹き荒れ、世界に例を見ない超高齢化社会が進む中で、改革は、子や孫の将来の世代だけでなく、何よりも、今を生きる国民の皆様の生活を守るために欠かせません。

 国民の皆様には、必ずやこうした危機感を共有していただけると私は信じます。

 一昨日から、世界の英知が集い、人類の抱える課題を議論するダボス会議が雪深いスイスで開催されています。国会論戦の最中でもあり、残念ながら私は出席できませんでしたが、ビデオメッセージを送りました。明日は、現地をテレビ中継で結んで、東京から議論に参加する予定です。

 現地で昨日開催された日本主催の「ジャパン・ナイト」は想定以上に人が集まり、大盛況だったそうです。世界は、今こそ日本に期待し、熱いまなざしを向けています。「大きな政治」、「決断する政治」を断行することができるのか、世界が注視しています。

 その視線の重たさを常に意識しながら、来週以降も「今、為すべきこと」を粘り強く訴え続けてまいります。

 平成24年1月27日 内閣総理大臣 野田佳彦

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