野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】

野田内閣が進める重要政策について、総理の思いや取組状況等を国民の皆様に向けて分かりやすく伝えるための首相官邸オフィシャルブログ(官邸かわら版)です。

予算執行という責任の重さ

総理のブログ 2012年04月06日 (金曜日) 19:35

 東京でも桜が満開となりました。今週前半は、全国的に凄まじい春の嵐に見舞われましたが、新しい年度の始まりを皆さんいかがお過ごしでしょうか。様々な思いを胸に、新たな人生の一歩を踏み出されている方も多くおられると存じます。

 昨日、平成24年度の国の予算が成立しました。3月末までに成立させることができず、暫定予算を組むという事態となってしまいましたが、何とか本予算の成立にこぎつけることができ、ほっとしています。

 国の予算は、様々な公共サービスに形を変え、国民生活と直結しています。これは、「政府」と「国民」を結びつける何よりも大事な繋ぎ目だと思っています。

 その典型は、社会保障でしょう。今年度予算では、過去の借金の元利払いや地方交付税などを除けば、一般歳出の実に約半分は社会保障に充てられています。

 日本経済を下支えするためにも、予算の着実な執行が欠かせません。特に、今年度の予算には、大震災からの復興のための費用(3.8兆円)や、元気な日本を作っていくための「日本再生重点化枠」(1兆円)が含まれています。

 国民の生活を守り、経済を動かし、将来の成長に向けた種を蒔いていくために、この予算は確実に執行していかなければなりません。予算の無駄撲滅についても、「あれとこれが無駄なので、それらを無くして終わり」という性格のものではなく、常にチェックを怠らない不断の取組こそ何より大事だと考えています。

 ただし、「無駄探し」にばかり熱心になるあまり、本来やらなければならない公共サービスの質を必要以上に落としてしまうのは本末転倒であり、バランスが重要です。その一致点を見出すために、政府・与党内で徹底的に議論を積み重ねてきました。

 「日本再生重点化枠」の1兆円は、各省の予算を切り詰めて捻出しています。公共事業費についても、総額としては3年連続で減少させ、政権交代前に比べて約3割以上切り込んでいます。平成9年のピーク時から比べれば半分以下の水準です。もちろん、大震災の教訓を踏まえた防災対策を強化するため、「人の命を守るためのコンクリート」には思い切った手当をしています。

 この予算については、衆参両院で長い時間をかけて与野党で議論を重ねていただきました。私自身も、衆参両院で150時間近く審議に出席し、丁寧に対応してきたつもりです。

 その裏付けとなる国債を発行するための法案について、未だ野党の理解をいただいておりませんが、どんな政権が予算を組んだとしても、赤字国債の発行は不可避です。スピード感ある執行のためにも欠かせません。粘り強く説得を続けていきたいと考えています。

 本日、満開の桜に囲まれた代々木のオリンピック・センターで、新しく公務員になった新人諸君に訓示を述べました。「志」を失わず、「人情の機微」が分かる役人=役に立つ人間であってほしい。そういうメッセージを込めました。

 新しい出会いは、新しい人生を彩っていきます。皆様の瞳に明日への希望が宿る、そうした春であってほしいと願っています。

 平成24年4月6日 内閣総理大臣 野田佳彦

カテゴリー

バナー

  • 首相官邸 災害対策のページはこちら
  • 首相官邸はこちら
  • 政府インターネットテレビはこちら

このブログについて

野田内閣が進める重要政策について、総理の思いや取組状況等を国民の皆様に向けて分かりやすく伝えるための首相官邸オフィシャルブログ(官邸かわら版)です。