野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】

野田内閣が進める重要政策について、総理の思いや取組状況等を国民の皆様に向けて分かりやすく伝えるための首相官邸オフィシャルブログ(官邸かわら版)です。

 昨日、TBSのニュース番組で若者との対話集会に出演しました。世代間の公平と社会保障のあり方、震災からの復興の進め方、政治そのもののあり方など、参加された若者たちの問題意識の高さに感銘を受けました。

 若い世代が実際に政治に参画し、若者自身の声、その下の投票権のない世代の声、そして、これから生まれくる将来の世代の声が代弁されていくことで、「未来を慮る政治」が実現していくはずです。「もっと若者の輪の中に積極的に入ってきてほしい」という指摘もありましたので、問題意識や政策の分かりやすい伝え方については、私なりに、さらに知恵を絞ってみようと思っています。

 「見栄えや振る舞いが地味だ」との指摘もありました。しかし、実現が難しいことを無責任に打ち出したり、見た目だけのパフォーマンスに走ったりするのは私の性に合いませんし、決してやるべきことではありません。本来進めるべき政策を先送りせず、一つひとつ実現させていくことでしか、政治への不信は拭えない、というのが従来から一貫して申し上げていることです。

 この間も、様々な分野で、政策は前に進んでいます。

 とりわけ首脳外交は、私自身が取り組んでこそ意味がある政策分野であり、相当なエネルギーを割いてきています。

 この一ヶ月をとっても、カナダのハーパー首相、イタリアのモンティ首相、イギリスのキャメロン首相をはじめとする多くの首脳が訪日し、実りの多い会談を行いました。

 加えて、去る週末も、メコン諸国の5人の首脳をお迎えして、首脳会議を主催しました。私が議長を務め、今後のこの地域との協力関係の新たなビジョンをまとめました。

 メコン川の流域にあるカンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの諸国は、これまでも日本がインフラ整備や人材育成の面で地道で息の長い貢献を積み重ねてきた地域です。まさにこれから本格的な経済発展の道を歩み始めようとするこれらの諸国を支えていくことで、日本にとっての大きな可能性を拓いていけるはずです。

 中でも、ミャンマーとの関係は、日本外交の立ち位置が問われる極めて重要な外交課題です。ミャンマーにおける民主化や国民和解の努力、そして経済分野の改革を後押しするためにも、日本だからこそ果たしうる役割があると確信しています。

 迎賓館での歓迎夕食会では、ちょっとしたサプライズを試みました。テイン・セイン大統領は、ちょうどその日が67歳の誕生日。ラオスのトンシン首相、カンボジアのフン・セン首相も4月生まれとのことで、琴の演奏でのおもてなしの途中、前触れもなく「ハッピー・バースデー」の演奏とともにケーキを差し入れ、お祝いの言葉をかけました。こうした「努力」のかいもあり、和やかな雰囲気で、首脳同士の関係を深めることができたと感じています。

 外交だけではありません。大震災からの復興の象徴的な課題となっている「がれき」の広域処理の問題ですが、私から正式な要請を行ったところ、17道府県と5つの政令市が新たに受け入れを表明され、既に受入れ実施または表明している自治体と合わせると、26都道府県と13政令市にのぼりました。本当にありがとうございます。処理の安全性に依然として不安を感じておられる自治体には、第三者の確認を受けつつ、先行する事例のデータをご提供して、丁寧に説明してまいります。

 昨日のTV番組でも申し上げましたが、「がれき」を再利用して、地域の防災に役立てるための新たなプロジェクトを始めます。青森から千葉までの約140キロにわたる海岸に、コンクリート片などの安全な「がれき」を分別・再利用して盛土とし、そこに木を植えて防災林を作っていこうという試みです。

 マツだけでなく、広葉樹を植えることで、多様な植生に恵まれた「鎮守の森」のような存在にしたいと思っています。これを「みどりの絆・再生プロジェクト」と名付け、企業やNPO、ボランティアの方々の力も借りながら、まずは今年度に50km分に着手する予定です。

 社会保障・税一体改革に関連して、議員歳費についても、2年間、一人あたり270万円を削減することで自民党、公明党との合意が成立しました。国会のお許しが得られれば、来週はワシントンDCを訪れ、日米間の諸懸案とともに、アジア太平洋の秩序作りやグローバルな課題について、オバマ大統領と議論を深めたいと考えています。

 課題は様々ですが、一歩一歩、地道に着実に前に進めてまいります。

 平成24年4月24日  内閣総理大臣 野田佳彦

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