野田総理官邸ブログ【官邸かわら版】

野田内閣が進める重要政策について、総理の思いや取組状況等を国民の皆様に向けて分かりやすく伝えるための首相官邸オフィシャルブログ(官邸かわら版)です。

新たな気持ちで、立ち向かう

総理のブログ 2012年09月28日 (金曜日) 19:11

 久しぶりの更新になります。

 去る21日の代表選で、民主党の代表に再選されました。多くの党員・サポーターの皆さん、地方議員、国会議員に御支持をいただき、実にありがたい限りです。しかし、私には、今、沸き立つ高揚感よりも、重たい使命感が先に立っています。

 代表選を通じて、民主党に対する国民各層の厳しい視線を肌で感じました。赤松、原口、鹿野各候補から、これまでの私の政権運営のあり方について率直で辛辣なご批判も数多くぶつけていただきました。私自身の至らなかった点については猛省し、改めるべきは改め、チームとしての民主党の力を再結集していかなければならないと感じています。

 その一方で、政権交代以降に成し遂げた成果を冷静に再評価する機会にもなったはずですし、これまで野田内閣として進めてきた施策の大きな方向感について、多くの方々に再確認いただけたようにも思っています。

 昨晩、国連総会に出席するために訪れたニューヨークから帰国しました。いつもながらですが、往復の飛行機の中で過ごした24時間を含めた2泊4日の行程をこなし、半日逆転させた体内時計をすぐまた戻す、という時差の調整が難しい出張でした。

 国連総会では、昨年に引き続き、二度目となる一般討論演説に臨みました。

 演説にあたっては、「明日への責任・3つの叡智」という全体を貫くテーマを設けました。今だけではなく「未来」を慮る力、私たちが住む地球を外から眺める視点、紛争をルールに基づいて理性的に処理する作法、という人類が獲得した3つの叡智を、世界・人類が共通して抱える課題を克服するために、今こそ結集させようというメッセージです。

 特に強調したのは、領土問題を含めた国際社会の諸問題は「力」ではなく「理性」で解決すべきことです。そして、ひとたび紛争が生じても、国際法に従い、理性的・平和的に解決すべきことです。

 日本国内でもよく知られていないかもしれませんが、国同士の紛争を国際法に基づいて裁く国際司法機関に対して、我が国は、多大な人的・財政的な貢献をしています。そうした点にも触れながら、国際司法裁判所を活用していくことの意義も訴えました。

 国連総会の場は、本来、領土をめぐる個別の状況について自国の立場を主張して、他国と応酬するような場ではありません。そのため、個別具体的な事案については直裁に申し述べませんでした。

 結果的に、中国の楊外交部長の演説を受けて、国連総会の場で日中間での答弁の応酬となってしまったことは大変に遺憾です。我が国としては、主張すべきことはきちんと主張しつつも、常に大局観を持って、冷静に、かつ毅然として対応していきます。

 外交とは、国全体として相手国と向き合うことであると考えます。併せて、国民自身の「品格」も問われていることも忘れてはなりません。現代においては、いかなる場合であれ、自らの主張を貫徹するために暴力を用いることは許されません。国連の場で私が申し上げた言葉は、日本国内にも妥当します。
国民各位におかれても、冷静な対応をお願い申し上げる次第です。

 10月早々には、内閣改造を行います。内閣の機能を高めるべく、新たな布陣を定め、連立与党の一翼を担う国民新党とともに、引き続き山積する課題に全力であたっていく所存です。

 自民党、公明党も新たな総裁・代表が選出されました。安倍新総裁には、ニューヨークからお祝いの電話を入れさせていただきました。三党合意をまとめた責任政党同士として、これからも共に切磋琢磨しながら、政治を前に進めていくための方策をじっくり話しあっていきたいと考えています。

平成24年9月28日
内閣総理大臣 野田佳彦

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